【来期決算予想発表について考える】
第14期は営業利益12億だそうです。
これは2013年時の利益がこれくらいだった。ただ、2013年は売上129億だったから利益率はだいぶ低い。
ちょっと利益予想は低めに見ている気がするな。
なんか怪しい笑
低めの計画を出しておいて、V字回復しました!・・・の演出のような気がする。
まず、来期新規出店の予定がないのに、販管費を26億も増やしてる。広告費を絞るようなことを言ってた気がするんだけどなー。13期の第3クォーターの決算説明会で広告費使いすぎたって言ってたよね?それなのに新規出店もなしで前期を上回る販管費の予算計上。本当にこれだけ販管費使うんだろうか。
使う使う言うておいて、あんまり使わずに、利益が回復したように見せる作戦のような気がするんだけど考え過ぎかな笑
ゼクシィのレスポンスが悪いってわかっていながら同じように広告投下するのかなぁ。
そんなアホなことやる会社とは思えないんだけど。
ゼクシィを切らないにしても、本数減らしたりやり方は考えそうだよね。
販管費の内訳知りたいな。広告費以外の何かが上がってるんか?
■来期利益が上がる要因を整理してみる。
・13期の新店舗は全て下期以降なので14期の上期分は丸々実績が上がる。
・新店を出さないので、経費が浮く。
・広告の効率を追求して、無駄を省く(予算は上がってる?)
・教育効果により、値引きの減少、客単価アップ
■では利益が下がる要因は?
一方で利益が下がる要因はなんだろうか。新店が無いことで増収はそれほどではないにしても、その分、経費がかからないわけだから利益低下要因じゃないしね。
ニューブライダル事業のシェアがさらに伸びることで減価率が上がるくらいかな。
その上昇分はコアブライダル事業の教育効果による組単価アップで吸収できると思うのだけど。
あとは気になってるのがライバルの動向。
エスクリの強みってビルインタイプの今までにないバンケットを提供してきたことにあると思うのだけど・・・普通に考えて他社も真似するよね?
うまくいってるやり方を他の会社が指をくわえて見てるだろうか。
速攻真似してくるとおもうんだけど笑
そんな背景があって、出店を急いだってことがあるんじゃないかなーと見ている。
他社に取られないうちに良い立地を確保したい!みたいなね。
小売業の世界でも、ショッピングモールの好立地は取り合いだからね。地方の地主さん集めて、土地を売る時は教えてねってことをやってたりする。
エスクリは都心の空室率が高くなってることに目をつけて、賃料が下がってることをチャンスととらえ、今までにあまりなかったビルインタイプの式場でブライダル業界に革命を起こしてきたらしい。
それって、絶対真似したくなるビジネスモデルだよね。はじめてやる人はすげー勇気がいる選択だけど、それでうまくいくってわかってるなら絶対真似すると思うなぁ。
実際にネットで検索したらゼクシィとかが、「駅から何分の式場!」みたいな特集広告をだしてるんだよね。
それって他社もどんどん駅近バンケットを出してきてるってことじゃないのかな。
みきまるさんという有名ブロガーさんがブログで言ってたけど、13期にエスクリは値引きもしたらしい。ライバルがビジネスモデルを真似してきてるなら、式を挙げるカップルからしたら、エスクリ意外の選択肢が増えて、値引きせざるを得ない状況になったと予想できないだろうか。
ま、素人発想だけど、俺はそこが気になっている。
来期は12億の営業利益も予想されてるけど広告費マジック(実際予算より使わないこと)で18億行くんじゃないでしょうか。
12期までは営業利益10%の会社だったわけだ。それが来期300億の売上目標に対して12億ってことはないわー。18億でも6%だもん。これくらい行くでしょー。
第一四半期と第二四半期で2014年くらいの利益が出てるならたぶんこそっと広告費絞ってると思う笑
そしたら最終営業利益18億行きそうな気がするなー。
どうでしょうか。
【今後のエスクリについて考える】
人口が減ってるからブライダル業界は斜陽って言う人がいるけど・・・。
すぐにボロボロにはならないんじゃないかな。
ネット記事を見ただけだけど、2014年のインタビューで岩本社長が言ってた。ブライダル業界は大手でも3%程度のシェアだと。それが本当ならまだまだ伸びる余地があるよね。
それと・・・
結婚式って一回しか挙げちゃいけないってことはないよね笑
実際に結婚する人のうち2割はどちらかが再婚なんだとか。しかも再婚するのは男が多いというデータがある。たしか厚生労働省w(日中調べたんだけど、どこで見たか忘れてしまった笑)
とうですかねー。
男は再婚で女は初婚。
女側が望むなら男としてはいっちょ結婚式挙げてやろうって気にならないかな。
ここで再婚者の挙式でハードルになってるのがご祝儀らしい。
さすがに何回ももらうのは気がひけるよね笑
だから、親族だけでこじんまりとやるか、会費制が増えているんだって。
再婚者の挙式ってのは心配してくれた友人や親族への報告という意味もあるから、一定の割合でニーズはある。そして日本は離婚率がどんどん上がってる。
もちろん式自体を挙げませんという人も増えているのでやっぱりずーっと先がある業界ではないのかもしれないけど、数年でダメになるってことは無さそうだよね。
そう考えるとニューブライダル事業がぐんぐん伸びてるのも頷ける。
ニューブライダルで問題になっている減価率は施工件数が伸びればいろんな場面でボリュームディスカウントが効いてきて改善するんじゃないかな。
あとは内装部門も持っているからグループとして経費の無駄にならないように吸収できるのもいい。
話はかわるけど、ブライダル業界はリピートが無いという指摘がある。
再婚の挙式でもさすがにそんなに何回もやらないよね笑
でも完全にリピートがないわけじゃないと俺はおもっているんだ。
レストランウェディングが増えてるやん?
結婚記念日を式を挙げたレストランで祝うってニーズは結構あるからね。
こうやって整理していくと、金持ち相手のコアブライダル事業。所得の低い人や結婚式にお金を掛けたくない人向けのニューブライダル事業と2つの業態を持ち、経費は内装部門が吸収(その内装部門もグループ外の売上が51%と単独の会社としてもやっていけそうな力がある)、リピート対策にもなるレストラン事業を保有。
ちゃんとやるべき手は打っている気がする。
そして、新規の事業としてリゾート婚の立ち上げ。これが軌道にのれば新しい柱になるかもね。
「結婚式挙げるお金あるなら、新婚旅行にお金かけたいよねー」
「だったら当社のリゾート婚なんていかがでしょう?」
こんな感じでオススメするのかな?笑
バンケット増加も広告投下もお金をどっかから引っ張ってこれればじゃんじゃん投資できるけど、人材だけは急には無理みたいだね。
新規出店を毎年5店舗!とかぶちあげても教育が追いつかなければ今回みたいな結果になっちゃう。ということは出店やM&Aよりも人材教育なんだろうな。
元々M&Aは建物と人材を一挙に獲得できる予定だったんだろうけど、ストーリア買収の時みたいに、社員が一斉に辞めてしまうという予定外のことも起きた。
こうなってくると、人材の確保、育成が事業成長の肝になってくるのかもしれない。
たとえば・・・
100人の新入社員がはいってきて、そのなかでマネージャークラスに成長できるのは5人だとすると、会社成長のために10人のマネージャーが必要なら200人新入社員いれないといけない・・・とかね。乱暴な仮説だけど。
それなら95人の人件費分を使ってでも、5人のマネージャーを他社から引き抜くという方法も有りかもしれない。
いずれにしても出店計画の中に人材育成計画をワンセットでいれるような計画にしないと同じことが起きてしまうねー。
出店とM&Aがまず先にあって、人材はあとからどうにでもなるだろうというやり方はうまくいかないってことだね。むしろマネージャー候補が新規で5人いるからその人数にあわせた出店計画にするかーという切り口の方がいいのかも。
・・・途中で辞められたら涙目だねw
店の建設進んでるんだけどー><ってなっちゃうw
ま、リクルート出身の社長さんなんだから、人材育成と確保はむしろ得意でしょう。
さてさて、今後どうなって行くのでしょうか。株素人の俺の予想は一つくらいあたるんでしょうか。
俺は決算後に570円で渾身の100株買いました笑
予想だけしてゲーム参加しないのは楽しくないし。
14期の営業利益は18億!果たしてこの予想が当たるのか。
当たれば800円くらいで売れるかな~☆
それまで我慢できずに売るかもしれないけど笑