わたしの年収は53万です

日本国内を旅するエリート営業マンのブログです。マリオットボンボイプラチナ会員、ANAプレミアムメンバー。たまに投資もします。

久しぶりにセミナーに参加してきた

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先日、買った物件の売主さんがまさかのTwitterフォロワーだったという俺にとって最悪の悲劇が起きた。こんな恐ろしいことが俺の身に起きるなんて想像もしていなかった。浮気以外は何も悪いことをしていないのになんて仕打ちだ。神様のばか!

 

ずっとTwitterでの身バレを恐れて気を遣ってきたのに不動産契約時に全ての個人情報を自ら差し出すハメになるとは。

こんなことが起こりうる現代社会においていくら興味のある講師が登壇したとしても、ほいほいと尻軽に参加するなんてことは特級身バレ怖い勢の俺からすると自殺行為である。

ヤクザにいきなりビンタかますくらいバカげた行為だ。

 

そんなわけで俺は比較的身バレしにくい遠隔地で開催されるセミナーに参加すると心に決めていたのであった。刑期を終えた元受刑者がやはり地元には帰りにくいのと同じで、誰も知らない新しい土地で一から人生をやり直すが如く今回のセミナーに参加したのであった。

 

どうやら講師と同じホテルのようだ

 

今回俺がセミナーに備えて泊まったホテルの窓からの景色を見てみましょう。

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窓の向こうには白鵬大学という未来のモンゴル力士を大量生産することを目的としたアカデミックな建物が見える。

俺がチェックインをした5分後のことであった。今回のセミナー講師の一人が下記のようなツイートをしたではないか。

 

 

・・・全く同じ景色やん。俺よりだいぶ上層階から激写されたその写真はカリスマ大家のひとりクレイ&ジーマインドポールさんその人のものだった。

ジーマインドポールさんがいつチェックインしたのかは知らないが狭いエレベーターで身長2m超えと言われるポールさんに圧迫されがら上へ下へとエレベーターを乗ったり降りたりしていた可能性もあったのだ。

うっかり彼と同乗している時にオナラでもしようものなら、「エレベーター同乗者にオナラさんたんごwww」的なツイートをされてしまう可能性もありえた。

恐ろしい。ここまで追い詰められたことは人生で初めてだ。

俺は軽い気持ちでセミナーに参加したことを早くも後悔していた。

※ホテルでポールさんには会ってません

俺は急にソワソワとした気持ちになり、ホテル滞在中はポールさんのツイートを追いかけて今どこにいるかをメンヘラ彼女のようにチェックし、会わないように心がけ、泊まってるホテルを特定されないように配慮しつつTwitterライフを楽しんでいたのであった。

 

 

小山市という街をご存知だろうか。

小山市は東京駅から新幹線で40分ほどの距離にある栃木県でも宇都宮に次ぐ地位を誇るメガロシティである。

トランプ大統領が来日した際、日光東照宮に行くための道程で途中下車し、「シンゾー、なぜイエヤスはこの小山ではなく東照宮を大切にしたんだい?」と尋ねる一幕もなかったし、そんな事実もない。

しかし、そんな逸話はなかったにせよ俺は得意先があるのでわりと頻繁にくる街なのである。実は年に4回くらい来ている。

そして決まって得意先担当者と商談もそこそこに飯を食いに夜の小山駅へと繰り出すのであった。

小山の飯は美味いのである。

 

今回は寿司だった。

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やたらと似たような色味の寿司が並んでいるが、どれも美味しく味は全く覚えていない。

美味しかったという漠然とした記憶だけがそこにはあった。接待で二人で行って15000円を下回るのは会社に気を使わずに済むので大変ありがたい。

俺はこの日に備えて寿司を食べる練習をしていたので、大将のご機嫌を損ねることなく、華麗に「美味い!」を連呼したのであった。まさに努力は報われるのである。

 

 

そして、気をよくした大将ががんがん俺と接待相手の会話に割り込んでくる。

大将はたいして話も上手くないのに、俺の美味いに気を良くしているのでタチが悪い。

俺は基本的に会話泥棒をして自分のことだけ話す奴が嫌いなので、非常に迷惑だったが、こちらも寿司で手慣づけられてしまっているので緑茶の湯呑みを投げつけることなく我慢していた。

 

変なタイミングで割って入ってくるので絶妙に会話が盛り上がらず、時には謎のマウントさえかましてくる熟練の会話泥棒であった。

俺はもはや接待はあきらめて寿司を食うことに集中し、寿司との心の対話を心ゆくまで楽しんだのであった。

接待相手は1万円の変なオイルをセミナー商法で3本も買わされたという話を大将としていたが、俺には寿司しか見えなかった。

 

セミナーはお昼から

寿司接待の翌日、午前中はぽっかりと時間が空いていたので貯まっていた仕事を放り投げて小山の美味しそうな店で早めの昼食を取ろうと決めていた。

小山に住む人類はなかなか熱心に美味しい店を提供してくれるのである。

 

俺は最近の可愛い女子の心をもったおじさんなので女子らしくInstagramで検索する。

一番行きたかったのはかき氷のsymphonyだったが、オープンが12時で予約は店頭予約のみというクソ仕様だったので諦めた。

セミナーが13:30からなので並んだ挙句に間に合わない恐れがあった。

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それにこの店のかき氷は年中食べられるらしく、焦っていく必要はないのである。

大切な45歳のおじさんの夏は今しかない。

 

続いてチェックしたのがクロワッサン専門店の月のトリコである。

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ここは美味しそうだったんだけど、Googleの口コミがひどかったのと、駅からかなり離れている上にイートインが無さそうだったので諦めた。

Googleの口コミはものすごく評価が割れていて普通がなかった。こういう店は工作員に妨害されてるか、知り合いに頼んで評価あげてもらってるかどちらかである。もしくは両方工作員か。

 

んで、ほかにないかなーと探していて見つけたのがチューズデイコーヒーである

小山駅東口から30分くらい歩いただろうか。

俺は普段毎日1時間近くウォーキングをしているので30分なんて余裕であろうと思っていたのだが、普段は歩きやすいスニーカーで、汗をかいても平気なトレーニングウェアだったのを歩き始めて10分くらいで思いだした。

気温は俺の感覚では60℃を超えていた。

絶望的な暑さの中、滝のような汗をかきながらチューズデイコーヒーに向かう。

 

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汗だくで歩くにつれ素直にバスに乗ってくればよかったと俺はまたひとつ人間的に成長した。

 

チューズデイコーヒーにいってみて良かったなと思えたのは食事だけではない。

途中線路沿いの道を歩いたのだけど、それはそれはアパートが乱立していた。

レオパレスや大和ハウスが多かったのだが、新築戸建て賃貸もチラホラ見えた。小ぶりのアパートが建ちそうな土地にあえて新築戸建を3つ建ててあり、管理会社の看板があったので賃貸だとわかった。ハウスメーカーが地主をターゲットに営業かけまくったことがあったんだろうなぁという印象。

朽ち果てそうな古いアパートも転がっており、なんとなくどのアパートも、仕方なくそこにたっているようなやる気のなさを感じた。

途中テナントの集合体のようなエリアを見つけた。

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建物のデザインが揃っているので同じ時期に建てられたのだろう。小さなショッピングモールのような様相である。

幹線道路沿いの土地を見つけたらこんなふうにテナントを集めて賃貸に出すのもいいよなぁと思ったり。

 

そんなふうに眺めていたらお目当てのチューズデイコーヒーがそのテナント集合体エリアに入っているのを発見した。

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お店は2階にあった。

飲食店は1階の方が繁盛しそうなのになーと思っていたんだけど、テラス席があったり、むしろ陽当たりの良い2階の方がおしゃれに見えたほどだった。

見せ方で2階でも集客できるし、そうなればテナントの借り手がつくのかもしれない。

 

レジで注文して10分後くらいで料理が運ばれてきた。

 

じゃじゃーん

※45歳のじゃじゃーんの重み

 

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食べたのはパンケーキである。

この手の見た目が派手なパンケーキはたいていまずい。

とくに乗ってるフルーツは見た目だけキュートで酸っぱいという具合に、まるで加工されたInstagram美人のように中身が伴っていないと相場が決まっているはずなのに、さすがポールさんとふんどし王子さんである。お二人がセミナーするに相応しい小山市によるとてもスイートでファンタスティックな味わいであった。

※二人は無関係

 

 

しかし、これは誰か人妻と二人でシェアしてちょうどいいかもしれない。大変高カロリーであり後半は甘さに負けて生まれてきたことを後悔するほどの胃のムカつきを感じた。半分まではウキウキ食べていたのにな。年齢的なアレかもしれんな。

この文章を読んでいる屈強な柔道部の皆さんならきっとペロリと食べることができるでしょう。

 

午後からセミナーがあるからバスで帰るのだが、この辺にバス停はあるか?とスタッフ〜の女性に聞くと道路の前のアレがバス停だと教えてくれた。

時刻は11:20くらいで13:30受付のセミナーまではまだ時間があったのでこの記事をシコシコとスマホから書いているんだけど、途中でスタッフ〜のお姉さんが話しかけてくる。

俺のこと好きなのかな。

 

スタッフ〜「さっきあのバス停調べたら1時間に1本しか走ってなくて次の停車時間は11:53のようです」

 

親切である。

 

ただのエリートの俺にここまで親切にすることがあるだろうか。完全に俺の身体が目当てに違いない。

俺は「誘われたら大切な家族がいるから」と断るシミュレーションを脳内で済ませつつ悪い気はしないので気を良くしてブログの執筆を続けていると、また別のスタッフ〜が声をかけてきた。

 

別スタッフ〜「あの、バスの件ですが今日は土曜日なので次の時間は12:19になるようです」

 

親切である。

 

このように小山の人はまことに親切なのだ。俺の身体が目当てとは言え、バス停で俺が待つことのないように親切に時刻の訂正をしにきてくれたのである。

この街で不動産投資をしたならば、きっと善良な入居者さんが大阪や東京の2倍の家賃を喜んで差し出すであろう。

 

俺は悪い気はしないのでご機嫌をで執筆を続けているとまた最初のスタッフ〜が話しかけてきた。

 

いい加減にしてほしい。執筆が進まない。

 

 

スタッフ〜「あのー、市役所のホームページを見ると毎日同じ時間に運行していますと記載があるので土曜日でも平日と同じ時間の11:53かもしれません」などと言ってくる。

 

意見をまとめてほしい。

 

スタッフAは11:53と頑なに主張し、スタッフBは12:19だと言う。おそらくスタッフ〜内でも縄張り争いや権力闘争があり、奇しくも俺はそれに巻き込まれたのであろう。

 

結局、俺はどちらの時間を信じたら良いのであろうか。間違えたら炎天下の中をまた歩くことになるのだ。

 

俺はセミナー前にカフェでゆっくりとパンケーキを楽しむつもりが、ハラハラとした気持ちでじっと腕時計を眺めていつまでも決断できずにいたのであった。

 

以上、小山市のグルメレポートを終わります。

 

もうええわ