わたしの年収は53万です

日本国内を旅するエリート営業マンのブログです。マリオットボンボイプラチナ会員、ANAプレミアムメンバー。たまに投資もします。

【エリートサラリーマン】ストレングス・ファインダーを活用する方法を考えてみた

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「わしの歳になるともう情報を選択する段階に入っている」

 

俺にこう言ったのはいま、日本最大のショッピングモール(スーパー系)を運営している会社に所属していた名物店長だった。個人面談の時で、俺はまだ23歳だった。

その店長はショッピングモールグループの中で日本一売上の高い店の店長で、新入社員の前で挨拶をまかされるような人だったので、それなりに偉い人だったんだろう。俺の個人面談だったのに、むしろその店長と話ができるのが嬉しくてバンバン質問したのを覚えている。

まるで俺が店長を面談しているようだった。

引退したらコンサルをするようなことを言っていただけど、うまくいっただろうか。おもしろいおっさんだったな。

俺ほどではないけれど。

 

人生にはいろんな段階がある。これは国家にもあるし、企業にもある。その店長は若い頃はどんどんあたらしい知識を吸収していたけれど、その歳になると情報の選別に入らないといけないと考えていたらしく、俺が「いまでも本を読んだり勉強されているんですか?」と質問したら、冒頭のように答えたのだった。

なんだかこのセリフが妙に頭に残っていたんだけど、この言葉の意味を知ったのはそこから10年後くらいだった。いや10年と2週間後だったかな?

 

23歳から26歳頃にかけて、いろんな自己啓発書、ビジネス書を読みまくったけど、結局書いてあることは似たようなことだけだ。とくに自己啓発書はクソだ。

これに気づくことができたのは当時のあの店長のおかげかも知れない。俺はこんな風に原点思考をしてきたので、ストレングス・ファインダーで資質のTOP5に出て来た時には違和感をいだくことはなかった。俺にとってとても自然なことだった。

 

mieezore.hatenablog.jp

 

俺が最初にストレングスファインダーなるものを知ったのはこの変な猫のブログの記事がはじめてだった。このブログは力みがないところが気に入っている。OLがたんたんと自分の思ったことを書いていて、自分を大きく見せようとしたり、何かを売りつけようとしたり、脅かしてくることもない。

 

piyo-mama.com

 

その後、実際に診断を受けてからツイッターで俺の弟子であるon📈 (@_iplus_) | Twitterさんから上記のブログを教えてもらった。

なんと2016年にすでに流行っていて、今頃やっている俺は超遅いということになる。ビックリマンチョコを昨日から集め始めたに匹敵する遅さだ。

まあ、それもそのはずで俺は自己啓発本の類は全て糞だと考えていたので、こういったもに手を出すつもりはなかったし、何より自分の強みくらい自分で把握できていると思っていたので。

 

自分の強みにどうやって気付いたか

 

自分の強みに着目した生き方は小学校1年生まで遡る。当時の担任の先生はレッテル貼りが得意な先生で、俺は「理科の53」と呼ばれていた。思い切り文系丸出しの今の状態からは見当もつかないんだけど、まあ、たしかに昆虫が好きで、昆虫に関する知識であればクラスでは一番だったので、先生は適当なネーミングとして俺にそのラベルを付与したんだと思う。朝から晩まで虫のことを考えていて、虫が死ぬたびに涙したし、何を見ても虫に見えたものだ。

しかし当時の担任の適当なラベリングとは言え、これが小学1年生の53氏に得も言われぬパワーを与えたのだった。とてもうれしくて誇らしい気持ちになり、さらに昆虫に詳しくなるべく毎日図鑑を見つめていたし、かまきりにセミにてんとう虫にカブトムシ、クワガタかなぶん、鯉、なまず、鮒、ブルーギルと昆虫にこだわらずあらゆる身近な生き物に興味を持っていった。あきらかに「自分の強み」を意識したことが理由で知識の幅が増えていったのだ。

 

小学校5年生になり、何気なく卓球をはじめた。まわりはサッカーや野球やセグウェイをやる中、自分はマイナーな卓球だった。この選択が正解だったことは中学校に入った時に確認された。サッカーや野球はみんな素人なりにうまいんだけど、卓球は練習する場所なんてないし、日常の遊びからちょっと離れているので、経験者と未経験者の差がものすごく出るスポーツなのだ。

当時身体も小さく、頭も特別良かったわけではなかった俺は卓球だけは1年生の頃から3年生に渡り合えるくらい強かった(小5からはじめたので)ので、これも大きな自信になった。自分の持っている資質というストレングスファインダーでいう強みではないが、他の誰かが持っていない能力やスキルが自分に自信を与えるということをここで学ぶのである。卓球がマイナースポーツであったことと、比較的早くから始めたことで高校生までこの隠れた自信は俺を支えてくれたように思える。このように書くとすごく強いように聞こえるかもしれないけど、今の張本を1兆としたら当時の俺の卓球力は53万です。

 

 

失敗したのは大学選びだった。卓球の強い学校を選んでしまったせいで、俺の自信は脆くもくずれた。そこでは俺のちゃちい卓球の能力はまったく役に立たず、俺は文字通りただのゴミだったのだ。大学時代はこれと言った取り柄もなく、ある意味一番苦しんだ時期かもしれない。表面的には楽しそうに見えただろうけど、自分の強みを見つめ直したり、将来の方向性を真剣に考えざるを得ない時期だと思う。この自信のない時期は18歳~25歳くらいまで続く。

 

25歳の時に、いま勤めている会社の社長と出会う。当時はお互いサラリーマンどうしで、しかも別の会社だったので普通に話す程度の間柄だったけど、営業マンとしての方向性に迷う俺に、俺の中に眠る才能を客観的に指摘してくれた。以前に別の記事で書いたので割愛するけど、そこから劇的に営業の成績があがったし、自分のやるべきこと、伸ばすべきスキルがわかったので精神的に楽になった。ストレングスファインダーをやる人も自分の方向性に確信が持てなくて悩んでいた人もいるのだろう。たしかに方向性がはっきりするとこの果てしなく続く階段を登っていて大丈夫なんだろうかという不安から解消されるの、とても気分がよくなる。

ただ、本当にその方向性でいいのかどうは実際死ぬまでわからないし、たとえ間違った努力をしていても、それはそれで微妙に軌道修正しながら頑張っていくしかないんだけども。

 

この頃にやたらめったらビジネス書を読んだんだけど、竹田陽一のランチェスター戦略はかなり良かった。いまでも自分のビジネス戦略はこの本に沿って構築されている。ここでも自分の強みを意識した動きが出ている。

 

そんなわけで俺はストレングスファインダーなんてやらなくても個人としてやるべきことはわかっているし、必要がないと考えていて、ブログで他の人が書いている記事を読んでもこんなものが世の中にあるんだなと考える程度で右から左へ流していたのである。

 

【ストレングスファインダーをやってみておもったこと】

 

戦略性、最上思考、着想、ポジティブ、原点思考という結果がでて、ポジティブ意外はほぼ予想通りだった。それぞれの項目を本で読んだ時に書き方がうまいなと思った。その資質を持っている自分を誇りに思うような書き方がされていて、自信がもてるのだ。そしてこれは俺向けの本ではなくて、嫁とか部下とか自信をなくしている奴らに勧めてみようと思った。

 

俺は比較的個人個人の持って生まれた特性というか個性のようなものを尊重しているつもりだ。昔、7人のオタクという映画があって、しょうもない個性が7つ結びついて事件を解決していくという話で俺の好きな映画なんだけど、どんなクソみたいな個性できっとどこかで役に立つという考えが昔から好きだった。

でもそれは物語の中の話であって、現実世界では昆虫に詳しいスキルは例えば産業機械の部品を売るような商社ではなんの役にも立たないだろう。

そう考えるといくら愛すべき個性であってもやっぱり優劣というものが存在して、特にその時代に希少な価値をもつスキルは高く評価されるべきという考えに落ち着いていた。

ところがこのストレングスファインダーの本を読んで少し考えが変わった。(俺はわりと簡単に考えがかわる)34の資質は誰にでも眠っていて、その順位が違うだけならば、一見ポンコツに見える部下でもやはり輝くべき才能を持っているに違いないと。そこをシコシコ磨いてやればとてつもない戦力になるかもしれない。

いままでも漠然と事務作業が苦手だけど、商談は得意なやつだなぁと思うことがあったけど、事務作業だって、入力作業やらパワーポイントつくりやら、資料整理やら情報収集やらいろいろある。もっと細かく見ることができれば、つまりこのストレングスファインダーを使えばもう少しうまくマネジメントできて、部下の成長を促せるんじゃないか?

 

 

仕事以外にも期待できそうだ。

家庭ではなにかちょっと嫌なことがあるとすぐに愚痴を言ってくる嫁Aがいるのだが、こいつが落ち込んでいる時にこの本を読ませることで「何一つわたしには取り柄がない」と嘆いている状況から抜け出せるように誘導できるかもしれない。あるいは本の角で背後から強打する手もある。いずれにせよ、そうすれば俺はクソみたいな愚痴に付き合わずに済むわけで、俺がゲームをしたり、漫画を読んだりする時間が増えるじゃないか。素晴らしい。

 

そして、子供が15歳になった時にはもちろんストレングスファインダーをやらせようと思う。なんと言ってもみんな口々に当たっている当たっている、思い当たるフシがあると興奮しているのだ。出来のいい占い師に巡り合ったみたいにふんがふんが言っているわけだからかなり精度が良いのだろう。娘が15歳になる頃にはいまよりもサンプル数も増えてさらに精度が上がっているに違いない。

俺は自分が経験した強みを活かす人生戦略をストレングスファインダーで知る前から娘に教えようと考えていたんだけど、もっとアクションを絞り込んで無駄なく強みを娘が把握できるようになるかもしれないなと思った。

興味をもったことを片っ端からやらせようと思っていたので、その量が減るのであれば時間もお金も節約できてありがたい。

 

 

投資には活用できないだろうか。JACKさんという人が編集した「百人百色の投資法」を読んでいて思ったんだけど、投資は自分の性格や能力に合わせたものとトレンドを組み合わせるのが良いのではと考えている。このことをあんまりちゃんと深掘りして考えずに投資の議論をTwitter上でやるからわけわかんない喧嘩が起こると思っているんだ。結局投資はリスクに対する耐性と、それを裏付ける納得感だと思うんだよね。

納得感という言葉を使うとなんだか賢そうにみえる。

 

婚活にも使えると思う。クソ男やクソ女を引いてしまってなかなか結婚できない人は付き合っている相手とか、これから付き合う人にストレングスファインダーをやらせてみてはどうかなと。自分が持っている資質と相手が持っている資質が上手く噛み合えば良い家庭を築けたりしないかな。ストレングス・ファインダーの本を読んでいると各資質ごとの相性的なことが書いてあるので、せっかくなら仕事だけじゃなくて私生活でも使った方がいいように思える。また、特定の資質を持っている人との付き合い方や扱い方なんかも書いてあるので、同じ理由で喧嘩することが多い夫婦はその問題の改善に使えたりするかもしれない。うちはもう、ほら、アレだけど、お前らの家族はまだやり直せるやろ?

 

主に仕事で語られることが多いストレングスファインダーだけど、アイデア次第でいろいろ使えるから、はじめは小馬鹿にしていたんだけどやってみてよかった。

俺は何に使うかというともちろん人妻とのデートをどうやって実現するかに使っていこうと思う。

よくよく考えたら継続してお付き合いできた人妻とそうでない人妻にはなにか特徴があるはずなんだ。胸のサイズだけではなかったはずだ。もう少し科学的に分析して効率よく人妻にアプローチできるか考えていこう。

 

ストレングスファインダーを駆使して人妻とうまくやっていくにはという切り口の記事はまだないだろうしな。

 

ま、ニーズもないけどな。

 

 

もうええわ

 

 

 

 

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