今日は社長と食事会なので、ブログ書く時間あるだろうか。
外出中の隙間時間に書いております。
それにしても世の中コロナコロナと騒いでいるから、なんだかコロナ慣れしてしまって、危機感なくなってきたわ。
感染しても大丈夫なんじゃないかとすら思えてきたよ。
さて、今日は築古戸建ての買付編です。
物件はアットホームで見つけた
俺はご自慢のレクサスで物件に向かっていた。SUUMOだったか、HOME'Sだったか忘れたのだけど、まぁ、一応見ておくかー、みたいな物件を見に行く車の中だった。
信号待ちの時ですら、物件の検索をするほどに俺は築古戸建てに飢えていた。
もはや病気だった。
信号が赤にかわり、車を停止する。
ブレーキを踏むだけでパーキングブレーキがかかって、アクセルを踏めばレバーを動かすことなくドライブに切り替わるから、信号待ちの間にスマホを見ても迷惑をかけることもない。
その物件はアットホームに掲載されていた。
安かった。400万弱なのに、60㎡の土地があり、エリアからすると500万後半から600万前半くらいの土地値がついていそうな物件だった。
前の車が発進したので、スマホから目を離し、頭の中でシミュレーションする。いくらくらいで買えるだろうか。リフォームはいくらかかるだろうか。
もちろんわからない。
なぜなら俺は素人なので、シミュレーションしても全然わからない。
わからないけどシミュレーションをする。
また信号待ちになったので、車を停止してスマホを見る。
アットホームのお気に入りにとりあえず入れておいてあとからゆっくり見ようか。
最初はそんな程度だったんだけど・・・
んん?
お気に入りの件数を見ると20件を超えているじゃないか!!
ええええ!?
こんなにお気に入りついてるのは初めてだぞ?
俺は慌てて、道路の端に車をとめて、ゆっくりと物件の情報の検討に入った。
検討などと格好をつけているけれど、もちろん何もわからないので、適当に外観を見てからなんかキレイそうだなと思っただけで、即不動産屋に電話をかける。
実は俺がこれからいこうとしていた物件のすぐ近くに、お気に入り20件の物件があるのだ。
「今日○○時から見れませんか?」
俺は不動産屋さんに電話すると内見の意を伝えた。
不動産屋さんはOKをしてくださった。
わりと遅い時間を提示したのに、快く対応していただけてありがたい。
俺は車で第一目的地へと向かいながらハンズフリーで今日内見に来てもらう工務店に連絡をする。
工務店も2件目の内見につきあってくれるという。ありがたい。
こうもいろんなことがスムーズに進むと何かの縁を感じる。
アクセルを踏む足に力が入る。車がグンと加速した。
物件はトリックアートハウスだった
1軒目の物件は全然良いと思わなかったので、2軒目へと急いだ。2軒目はなんといっても土地値に対する価格が魅力的だ。
物件の住所を検索するも、車で侵入することはできない。前の道が公道であるにもかかわらず、2m未満しか無いのだ。
俺は物件の近くだろうと思われるパーキングに車を駐車して、歩いて物件へ向かうことにした。
途中、ベランダに洗濯物が干してある。無防備にブラジャーがぶら下がっているのをみると眉間にシワがよる。
俺は下着はみたいけど、隠してある下着が見たいのだ。
小川に沿った場所を歩くのだけど、薄暗い竹林の中を通り抜けるような道を進むことになる。大阪のわりと栄えている市に突然こんな竹林とかあるんだなと俺は不安な気持ちで光が届きにくい細い道を進んだ。
途中、お年寄りに何人かすれ違ったけど、みんな淀んだ目をして俺をじろりと睨めつけてた。
お主どうやって封印を破ったのじゃヨソモノめ。
そんな目だった。
俺は車で近所に停車して歩いてきたと目で返事をした。
たぶんここが物件だろうという場所に到着する。
アットホームに掲載されている写真と同じ建物だ。
実物のほうが古く見える。
物件の前で待っていると最初に工務店の人が追いかけてきて現地で合流できた。そのあと不動産会社の人が現れて名刺を受け取る。
不動産屋さん「では、どうぞ」
門扉を開けると小さな庭があって、どくだみが生い茂っていた。
どくだみに当たると臭いがあたりに飛散しそうだった。
扉を開けて、中を観るとそれはもうクソみたいなボロ物件だった。
※レベルの高い大家さんは綺麗じゃん!新築じゃん!とか言いそう。
いかがでしょう。
新築ですか?笑
俺にはクソ物件に見えたけども。
そして、この物件、勃っているのがやっとというくらいに斜めに傾いていたのであった。
娘と一緒に後日来た時にビー玉を転がしたんだけど、見たことないスピードで壁の端まで転がって爆笑していた。
まさにトリックアートハウスである。
リフォームの見積は・・・
人が住める状態にするためにかかる費用は300万とのことだった。
・全室洋室化
・傾き修正
・和式トイレを洋式に
・クロス全面張り替え
・風呂の壁面の補修、清掃
・障子の張替え
・洗面所の新設
・洗濯パンの新設
・開かない窓、勝手口の扉の交換6箇所
・ベランダ防水
・ベランダ手摺塗装
・階段手すり補修
・電気配線のやりかえ
物件価格の400万円弱にこの300万を足すと700万弱という金額になってしまう。
後日セミナーでリフォーム費用を聴くと、せいぜいお金をかけたとしても150万くらいがMAXとのことだった。
俺は300万の見積もりを受け取ったのである。
これは無理だ。
断ろう。
ただ、今後不動産屋さんが俺に物件を紹介してくれなかったら困る。
買う可能性のある客というふうに覚えてもらう必要がある。
そこで俺は無茶な買付を出すだけ出そうと思った。
買付を出した客は覚えてもらえるらしいのだ。
400万弱→250万
これならまぁ、断られるだろう。
買付けが通ってしまった・・・・
いやいやいやいや!通るんかい・・・w
これはとんでもない物件を買ってしまったぞ。
のちに不動産仲間にこの話をすると大爆笑された。
「ノールックならわかるけどwww内見したのにハズレ掴むとかwwww値段しか見てないやんwww」
というわけで・・内見したのにノールックレベルのボロ物件という奇跡のゴールを決めました。
傾きは7センチ沈んでいたよ☆
300万をかけたリフォームがどのように変貌を遂げるのか。
次回以降は購入後の動きを書いていきます。
きょうはこのへんで。
もうええわ
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