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【土地から新築アパート】その2 銀行に融資を申し込んでみた 

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前回のあらすじ・・・

俺は給料高いんだから、余裕で銀行は金貸してくれるだろうとイキり倒していたエリートサラリーマン53(ゴミ)さん。ところが電話で全て断られ、面談にもこぎつけない。

せっかく素敵な物件が目の前にあるのに、買うことはできないのだろうか。

 

さらに2つの金融機関に断られた

メガバンクと呼ばれる大手都市銀行、物件の営業エリアにある地銀。この2つに立て続けに断られて鼻っ柱をおられたエリートサラリーマンの俺なんだけど、さらに別の2つの銀行にチャレンジするも断られることになる。

   

ひとつは滋賀にある地銀。

物件は神奈川だけど、俺は大阪に住んでいる。ちょっと神奈川の地銀をあたるのは俺の所在地が遠すぎたので、物件の確認には行けても、融資先である俺になかなか会うことができないのは地銀にとっても不安だろう。

そこで俺は大阪の隣の隣にある滋賀県の銀行に電話してみた。

自宅から45分~1時間で本店まで行けるし、大阪にも支店がちゃんとある。

それにその地銀が不動産に理解があり、どうやら貸し出しにこのご時世でも積極的だという話も聞いている。

これは電話するしかないだろう。

 

53「もしもし・・・わたくし・・」

滋賀県の地銀「融資はできません」

53「・・・」

 

食い気味に融資はできませんとのこと。

もう少し食い下がって事情を聞いてみた。

 

滋賀地銀「当行は滋賀県にゆかりのある方しかご融資できませんて言うとるやろがい!!!」

※本当はクソ丁寧な口調です

53「ひ、ひ~。ごめんなさい。ゆかりがあるとはどういう・・・」

滋賀地銀「そんなこともわからんのかこの童貞が!滋賀県に住んでいるか、会社の勤務先が滋賀県にあるか・・・そういうこっちゃ」

53「で、でしたら、滋賀県内に営業所をつくったら貸してもらえるんでしょうか・・・」

滋賀地銀「そういうことじゃない!ばか!おバカ!お前が言っていることは辻褄合わせで、滋賀県の経済の発展にはなんら貢献してへんやないか!バカ!」

53「ひ~ごめんなさい><」

 

このあたりは担当者によっても違うかもしれない。たとえ辻褄合わせでも貸したいと思える魅力が俺にあれば、話は違っていたかもしれなし。

やはり融資環境が厳しくなっているのと、素人がいきなり大家さんをしたいと思っても最初のハードルは難しいのだ。

 

 

 

つぎに電話したのは大阪の地銀

53「あの・・・」

大阪地銀「融資はできません」

53「ですよね~・・・」

大阪地銀「どうしても融資してほしいなら方法はありますよ」

53「え!ほんとですか!教えてください!」

大阪地銀「そうですね~。借りたい金額と同じだけ預金してもらればご融資可能です」

53「え・・・。それって1億のアパート買いたかったら、1億を御行に預金するということですか?」

大阪地銀「はい」

53「それって借りる意味なくないですか・・・笑」

大阪地銀「今はそれぐらい厳しいということなんです」

 

53「てめーなんだそれ!お前のとこなんて成功しても絶対借りてやらねーからなばーか!」

 

・・・などと言うと、この先なにかあったときに貸してもらえないので「へへ・・。じゃあ、もし融資方針が変わった際にはぜひお願いします・・・へへ・・」みたいな下っ端感を全力で出して電話口でペコペコしながら終話した。

 

 

融資マジ辛いんだけど><

 

銀行との接点を洗い直すことにした

不動産の関連書籍には「銀行との最初接点は紹介がよい」と書いてある。いきなりなんの接点もなく電話や飛び込みでかけてくるやつは、たいていお金に困っている奴なので銀行としても注意が必要なのだという。

大抵の企業にはメインバンクというものがあり、そこで借りればいい話なのに、わざわざ他の銀行にくるのは怪しいというわけである。

銀行を騙して金をなんとか借りようという人間がたくさんいるので、銀行側もセキュリテイを高めているわけだ。

だから俺みたいにいきなり電話するのはアホがやることで、大抵は紹介が良いというのがセオリーなのである。

 

しかし、俺はアホなので、いちいち紹介者を探していたら、それこそチャンスは遠のいてしまう。いったん電話して担当者が固まってしまうリスクはあるかもしれないけど、何もせずに動かないことが一番のリスクだと俺は考えているので、俺はセオリーは気にせず電話掛けをしている!

 

・・・そして見事に撃沈をしている><

 

 

 

ここで俺は紹介とまでは行かなくても金融機関とのなんらかの接点がないかを整理してみた

 

・大手都市銀行とは給与の振込先として

・大手信託銀行とは住宅ローンの借り入れ先として

 

この2つが主な接点だった。

 

給与の振込先の銀行は俺の給料が安定して増えつつ振り込まれている実績を握っているので良さそうだけど、俺の不動産投資は会社にはバレないように動いているので、これはできれば避けたい。

担当者がポロッともらす可能性もある。

 

そこで俺は大手信託銀行に電話をすることにした。

住宅ローンの審査時に会社役員の俺は会社の決算書も提出しているし、給与明細も提出している。なんらかのデータが残っているんじゃないだろうか。

 

53「あの・・・新築アパート勃てたいので、お金貸してください」

大手信託「わかりました。それでは今から申し上げる資料をいただけますか」

53「ですよね。無理ですよね・・・え!?いいの?貸してくれんの?まじで!?」

大手信託「一度物件の資料を拝見してからの判断にはなりますが」

53「えっと、俺は大阪に住んでるけど、物件神奈川やで!?お前、貸せるん?」

大手信託「はい。当店でやらせていただきます」

 

 

 

 

当店でやらせていただきます!!

 

 

 

こうして俺は人生初の銀行面談まで漕ぎつけたのである。

 

 

続きは次回に。

 

 

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