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【レビュー】優しい会社  安達元一原案 神田昌典監修 

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最近書評の記事が多くない?53さんどうしたの?インテリぶってるの?

そう思った人もいるかもしれないが、インテリぶっているわけじゃなく、嫁と喧嘩して、娘を連れてどこかへ行ってしまったので、休みの日が孤独なだけなのである。

41歳のおっさんが家族に捨てられて暇を持て余して読んだ会心の書評なので、ぜひ読んでもらいたい。

 

ちなみにこの本の中で「家族を幸せにできないような人間は、仕事もできない!」と何回も書いてあるんだけど、ぬぐぐぐぐ!という気持ちで心を出血させながら、己を奮い立たせるように読んだことをここの申し添えておきたい。

 

どんな本なの?

最近、俺はマネジメントで悩んでいる。

この記事で書いたとおり、部下の育成に手こずっていて、ずばっとマネジメントできているかと言うと、微妙なのである。

www.53man.net

 

完全に手探りで、あーでもねー、こーでもねーといろいろ思いを巡らしながらどうにかこうにかやっている感じ。失敗も多いし、部下を傷つけてもいる。

正直、俺よりも10歳以上も若い部下。しかも女の子が考えていることなんてさっぱりわからない。でも俺みたいに悩んでいる人はどうも多いようで、この本は世代間の軋轢をどうにか埋めて、お互い理解し合えたらいいねって趣旨で書かれているビジネス小説なのだ。

 

 物語の舞台

ビジネス小説なので、とても読みやすい。

社長、部長、主人公(課長)、部下という4つの世代でそれぞれを主張や考えが違うので、うまく噛み合っていない花菱商事が舞台である。

 

若干ネタバレになるけど、物語の本筋でもない部分だから、書いちゃう。主人公がそれぞれの人物が活躍していた時代にタイムスリップする物語だ。

社長がなぜ今のように根性論を振りかざすのか、部長はバブル時代の面影を引きずって仕事をしているようには思えない。部下は心を閉ざしたように定時で帰る。

彼らの中間で管理職として苦労している主人公は各時代にタイムスリップすることで、彼らの人格や仕事ぶりが形成されたバックボーンを知り、読者は主人公の目を通して、それぞれの時代の仕事へのモチベーションを知るのである。

 

 上司や部下を馬鹿にしてない?

 俺はしてる笑

もちろん尊敬すべき上司もいるし、すごいと思える部下もいる。ただ、尊敬できない上司や部下にももしかしたら、彼らなりの歴史や理由があるのかもしれないなと気付かされる本である。

そしてそれは会社という枠組みを超えて、家族やフォロワーにしてもそうだ。いわゆるインフルエンサーが人を煽って炎上マーケティングをやってて、はっきり言って好きにはなれないけど、もしかしたら俺の頭が固いだけかもしれない。現実に20万近いフォロワーを抱えているわけだし、仮に稀代の詐欺師だとしても、人間的に好きにはなれなくても何か学ぶことはあるかもしれない。その良い部分だけを吸収して、自分は間違った道へ進まなければ良い話で、頭ごなしに全部否定するのはよくないのかもしれないなと思ったり。

まとめ

会社だけじゃなく、自分ではない他人を理解するのに、必要な考え方のヒントがこの本にはあると思う。人を馬鹿にしたり、否定して拒絶すると簡単なんだけど、成長を自らとめている可能性もある。

かと言ってまともに相手をしていると疲れるのでそこはバランスよくやるべきなんだけどね。

小説スタイルなので、とても読みやすくまとまっている。それだけにこの本から何を感じるかは読者の感性にある程度委ねられているけれど。安達元一という人は放送作家で自ら視聴率200%男と名乗っているほどなんだそうだ。なるほど確かに面白かった。

読みやすさの感じとしてはもしドラみたいな感じかな。時間のあるときに読んでみてはどうだろうか。1日で読めてしまうので。

 

 

 

 

 

この本を読み終えたとき、俺は出ていった嫁の事を考えた。

 

 

 

 

 

あいつだってあいつなりに頑張っていて、俺の知らない苦労をたくさん抱えていて、今の人格が形成されているのかもしれないな。。。。

 

 

 

 

 

 

よし。離婚だ。

 

 

 

もうええわ。

 

 


 

 

 

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