フライトHDの決算があまりにも納得いかなかったので、IRに電話していろいろ聞いてみた。
その結果、とても可能性を感じることができた反面、そもそも俺が好きなタイプの銘柄ではなかったことがわかった笑
この電話を先にしておけばきっと買わなかったと思うw
IR担当は一人しかいなくて、俺は朝9時から5回かけてやっと18時につながるという状況だった。
めっちゃ忙しそうだった。
それなのにしがない個人芸人投資家である俺の質問にめちゃくちゃ丁寧に答えてくれて、すごく好感をもった。
とても丁寧な話し方の人なんだけど、そのまま書くとつまらないので、話し方のみ脚色して書いてみようと思う。内容はおおむね聞いたとおりに。ただ聞き違いや勘違いもあるかもしれないので、あくまで自己責任でな。
Q インクレディストを売ると、使用料などの定期収入があるのかい?
A 馬鹿かおまえは。そんなわけないだろ。端末売ったら終わりだよ。ストック性とかねーよ、ばーか。せいぜい保守料金とかそんなもんだわ。
→俺はここで自分の失敗を悟った。俺は基本的になにかしらストック性のあるビジネスの株しか買わないと決めているのに。。。
Q で、でも、ライセンス販売とかの場合は定期収入があるんじゃないのかい?
A ち。うるせーな。初年度は確かにライセンス料いただくけどな。2年目はたいしたことねーんだよ。そういう意味では一応定期収入っちゃ定期収入だけどな。
Q じゃ、じゃあぶっちゃけサービス事業の売上のうち、端末を売った時の売上とライセンス収入だとどのくらいの割合なの?
A お前は定期収入の売上がどのくらいか知りたいんだろうけどな。今のフライト(のサービス事業)にはストック性のある定期収入はあんまりない。ほとんど端末を売った売上だ。ただし、海外に進出したら別だ。海外なら仕組み的にストックビジネスを組み立てられる。日本だとクレジットカード運営の仕組みをつくらないと無理だ。
Q えっと、第4Qに売上がどの年もぐっと上がっているみたいなんだけど、ビジネスモデルとして季節要因があるの?
A C&S事業はシステム納品を3月までにしてくれという顧客のオーダーに応えるために、4Qに売上が集中する傾向はある。だけどお前が知りたいサービス事業に関していえば、基本的に4Qに売上が集中することはない。ただ、上期にテスト販売をして、下期に導入するといった傾向があったり、Appleが下期にiPhone出すから、それにあわせてインクレディストを納入するとなると下期偏重にはなりがちだわな。
Q テスト販売って?
A テスト販売の意味がわからねーなら株なんかやめて人生ミジンコからやり直せバカが!ミジンコにもわかるように説明してやると、うちの製品はいきなり何千台も導入されることはなかなか無い。だいたいお試しで数台からスタートして、次に数十台と広がっていき、100,1000というように本格展開していくんだ。年初にテストをはじめたら、すぐに何千台って発注来るわけじゃないんだから、下期に大型の発注がくるだろうが。そういう意味でテスト導入をするわけだ。この株芸人が!
Q すいません。あの・・・営業していて競合ってどうなんですかね。楽天とかリクルートなんかは端末をよく見かけるんですけど。。。
A あいつらは競合にはならねー。(※あいつらとか本当は言ってません。とっても丁寧な口調です。)奴らは一般消費者向けのコンシューマーに近い店舗に納品している。俺らは大企業を集中的に営業をかけているから営業領域が住み分けられている。どちらかと言えば強豪はPanasonicになる。
Q Panasonic相手に勝てそうですか?
A 誰にものを言ってるんだ!このばかちんが!死ね!ちんかす!Panasonicに簡単に勝てるわけねーだろ!ただ、iPadみたいなタブレットと決済端末をセットで使いたい場合はだいたいうちが選ばれるケースが多いな。Panasonic以外だと、海外の安い端末を導入する企業があるが、故障が多くて困っているようだ。もしかするとうちに乗り換えるという選択肢も出てくるかもしれねーな。
Q あの、急かすつもりは全くないんですが、その・・・海外の進捗度かどうなんでしょうね。へへ。
A てめー。よっぽど死にたいらしいな。海外の決済センターへの接続はもう少しだ!ボケが!と言ってもわかりにくいだろうから教えてやろう。海外でインクレディストを納入して実績をつくるには19個くらいの関連法規やらなんやらかんやらでクリアーする必要があるんだ。それがいまの段階ではあと2つというところまで来ている。
Q え!すごい!あ、でも去年の今頃からあと2つだったってことはないですよね?
A 馬鹿か!俺らが何も仕事してねーとでも言いてーのか!去年の今頃はまだ10数個のミッションが残っていたんだ。それがあと2個まで来てるってことだ。相手があることだからいつ、残り2個がクリアーするかはわからねーが、ま、2018年度中には全ての許可が降りるだろうな。
Q おお!じゃあ、その分の売上も見込んであるんですね?
A 頭に虫でも湧いてんのか!てめー!許可が降りてすぐに売上立つわけねーだろ!売上たつまではタイムラグがあるに決まってるだろうが。当然不確定な要素である海外の売上は織り込んでねーよ。今期中に売上がたてばそれは計画値にプラスってことにはなるがな。
Q えっと、最後に・・お尋ねしにくいんですが・・・配当はどんな感じでしょうね。うへへ。
A 乞食やろうが!そんなに金が欲しいか!豚やろう!お前みたいなクソ野郎にはっきり言っておいてやる!配当はしばらく出ねー!うちは今回4億利益を出したけど、累積損失が16億のこってるんだ。俺もよくわからねーが、累損を解消しない限りは配当は出せねー!わかったか!
・・・以上が若干の脚色を交えながらも教えていただいた内容である。
いろんな示唆のある会話だった。
まず、配当での株価アップは期待できない。
Yahoo!の掲示板で今回配当あるかも?とか言われて期待して買った人がいるけど、ありません。
今期は電話の様子だと到底無い。
だからそれに期待して株価アップは無理。
累損があると配当が出せないって言い方をしていたんだけど、これは株式市場のルールなのか、それとも借り入れている銀行からの縛りなのかはよくわからない。誰か教えて。
ちなみにYahoo!掲示板で借金なしとか書かれていたけど、借金残ってます。先日IRで一部返しただけで全部返したわけではない。
ただ、爆あげ期待の要因がいくつかある。
まず海外の決済センターへの接続。これがあと残すミッションは2個という話だったので、いつIRが出てもおかしくない。
単純に同じ難易度ではないと思うから2ヶ月後とか3ヶ月後とか言えないと思うんだけど、電話の雰囲気からはいよいよ大詰めという感じを受けた。
このIRが出れば下記の決算資料にあるようにフライトの業績が大きく伸びる可能性見えてくる
そしてストックビジネスへの道が拓けることにもなる。
それから株価爆あげへの期待その2は大型導入の可能性だ。
1台~のお試しはかなりの企業で実施している状況。売上と利益の種を撒きまくっている。これが実っていくと大きな売上へとつながっていく。
ところが決算資料での来期予想ではこの実るかもしれない大型受注はどうやら織り込んでいない。
ある程度見込みが立っている受注については織り込んで計算しているだろうけど、かなり保守的に予想を立てているようなので、計画通りってことはあっても下方修正はなさそう。
うまくいけば大幅上方修正もありうるという状況だ。
そして忘れてはいけない株価爆あげへの期待その3が、今年の下期に出るだろう次のiPhone。フライトはこのiPhoneの影響も織り込んでいない笑
とにかくあてにならない売上は一切計算にいれない笑
ApplePayはiPhone7と7SとAppleWatch2にしか実質的には搭載されていない。
※実際は旧端末にもApplePayは搭載されているけど、ネット決済でしか使えない。
2016年の秋にiPhone7に変えなかったユーザーがこの秋にはごそっとApplePay機能がフルで付いた新型iPhoneにチェンジするのである。ApplePay特需第二波がここでおそらくくるだろう。
というわけで、海外センターへの接続成功のIR、大型受注への期待、ApplePayの第二波という3つの株価上昇スイッチをフライトは秘めているわけである。
しかし、これがいつくるのか全然読めない笑
というわけでフライトホルダーの俺は現物に絞ってチャンスがくるまで我慢し、1000円台まで下がったらさらに買い増しという選択をしたいと思う。
GMOクリックで1%の貸株金利もつくし、定期預金だとおもって気長に待つことにした。
ふぅ。1日3本もブログ更新したから・・・もうええわ!
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