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【土地から新築アパート】43条但し書き道路の結末

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今日は新年会でした。

部下の思いを真顔で受け止めながら、心で鼻くそをほじっていました。

心の鼻くそは大きく、鈍く光っていました。

 

だいたいどこの部署のやつと飲んでも自分の部署の世界しか見えていないし、自分の都合しか考えてない。

会社全体の一連の経済活動を本当の意味で理解してる人間はとても少ない( ˘ω˘)

 

でもそれでいいんだよね。そんなもんだ。

全体が見えるやつは、うちの会社で働いてなんかくれないで、きっと独立しちゃうからね。

だいたい地球のことだってそうだ。地球全体のことを考えて、どうすれば動植物も含めてハッピーかなんて考えているやつは少ないし、そんなやつは若干こわい。

 

部下の愚痴を聞いてるくらいがちょうどいいのだ。

人は自分のために精一杯生きるのがよい。部下の乳を見つめつつ、彼女たちの口からは放たれた愚痴は俺の右耳から左耳へと通り抜けていく。

 

 

 

43条但し書き道路の問題点

不動産屋が隠し、俺が確認不足だった私道は43条但し書き道路だった。

 

www.53man.net

そもそもこの道路?は何が問題なのだろう。

 

建築基準法上の道路ではないので、基本的に接道義務を果たしているわけではない。

しかし、行政が認めた限りにおいて、建築が許可される場合がある。

これが43条但し書き道路に面した土地の特徴だ。

ようするに道ではなく、「空き地」みたいな扱いなんだね。

それを道路として使用していいかどうかが問われているわけだ。

ドラえもんに出てくる土管のある空き地じゃないんだから、道路として認めてくれてもいいだろヽ(`Д´)ノ

 

43条但し書き道路に面していると建物を勃てる時に、必ず勃てていいかどうかの許可をもらわないといけない。これがとてもやっかいで、担当者が代わったり、行政のルールが変わると建築許可が降りない可能性のあるリスキーな土地なのである。

勃て物が勃たないなら、駐車場にでもするしかないのか・・・。

 

 

融資の問題

43条但し書き道路問題はまだある。銀行が嫌がるんだ。

ひとつはそもそもリスキーな土地なので、担保価値が低いので融資がつきにくい。

 

「この土地は将来建築許可が降りないかも知れないが、お金は黙って貸してほしい」

 

こんなふうに言われてそれでもお金を貸す人はなかなか奇特な人である。大事にしたほうがいい。

 

それから、土地の決済をしてから建築許可が降りませんでしたとなると、家賃収入がなくなったり、おもったより建物が小さくなってしまうこともあるので、借入の返済ができないかもしれない。

 

だから銀行は「先に建築確認の許可を得ていただかないと、融資できません」とか言い出す場合がある。

普通は融資が実行されたあとに、土地の所有権が移転し、それから建築確認にはいるので、順番が逆転してしまう。

これは融資の上での問題でもあるし、不動産屋も困ってしまう。

婚姻届にサインしないと、ジャストミート(夜の営み)はしないと言っているのに等しい。

明治か!って言いたくなるよね。

 

 

 

勃てものの問題

工務店「53さん・・・市役所に行ってきました。現時点で建築確認が出せるかどうかは詳細な図面や計画がないと判断できないとのことです。過去の勃てものを超えない範囲なら建築許可はおそらく降りるだろうとのことですが・・・」

 工務店が消えてしまいたいような声で電話をかけてきた。

あの自信に満ちたハリのある男らしい声はどこに消えてしまったのか笑

小さく溶け残った石鹸のようにしょんぼりとしている。

 

工務店が言う「過去の勃てもの」は、その土地に昔アパートが勃っていたわけだから問題ないやん!!

 

・・・と、思うかも知れないが、ちょっと待ってほしい。

どうやら過去の勃てものは2階勃てのようなのだ。

俺が希望する3階勃てが認められるかどうか、極めて怪しくなってきた。

2階勃てだと利回り5%台とかになってしまう。

せっかく不動産の勉強をして、融資を引き出して5%の物件を買うとか、100年に一度しか出ない大大大凶を引いたようなものである。

 

俺は、配偶者はなかなかのヒステリックな人を引いたわけだから、せめて神様不動産は良き物件を引かせてください><

 

 

 

投資上リスクの問題

 

3200万円を2900万円に値下げが成功した。

しかし、こんなもん、もともと2900万円の予定だったんだろうとしか言いようがない。

もしも43条但し書き道路に面していることがわかって入れば、俺はもっと値下げ交渉をしていた。

なぜなら次の人が買う時に、俺も同じ理由で買い叩かれるわけなので。

 

2900万円というこの値段では投資上のリスクがありすぎて買えない・・・。

 

 

 

俺はヤクザの風体の不動産会社に電話をし、相談してみることにした。

彼らも土地が売れなければ、利益にならないのだ。

「言ってませんでしたっけ~?」と言っていたくらいだから、きっと申し訳ない気持ちからこちらの要望に応じてくれるだろう。

 

 

そんなふうにとても楽観的な気持ちで俺は不動産屋に電話をした。

バスケットにバナナとりんごを詰めておばあさんちにウキウキとお見舞いにいく赤い頭巾の女みたいに気軽でカジュアルなノリで不動産会社に連絡をいれた。

 

しかし、不動産業界はもちろんそんなに甘くなかったのである。

 

 

豹変したヤクザ

 

 「アンタ、何言ってんの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもは朗らかな声で「53さ~ん」と電話口に出るあの優しい声のヤクザが、今日は見た目通りの対応となった。化けの皮が剥がれたわけではなく、生まれつきヤクザという風貌なので、あまりの豹変ぶりであってもなんだか想定内である。

 

俺は43条但し書き道路だと知らなかったことを理由に値引きの交渉を始めた。

また、銀行は建築確認が先にとれなければ融資をしないという方針を伝えた。

 

そうして「値引きをしてほしい」という俺の言葉を半ば遮る形で言われたのがさっきの言葉である。

 

そして・・・

 

 

「俺を呼び出しておいて、説明させて、納得した上で買付出したんでしょ!?今さら値下げ云々の話はおかしいんじゃないの?」

 

 

 

ややドスの聞いた低い声で、威圧感を出しながらヤクザが電話口で唸っている。

 

 

あー。完全に怒られた~(T_T)

子供の頃、田舎に帰省した際におばあちゃんからどうぞおあがりと言って、スイカを切ってもらえたほど可愛い俺が、まさか怒れるとは!!!

 

 

しかし、俺もここで引き下がるわけにはいかない。

 

 

 

 

 

53「ちょっと待って下さい!」

 

 

 

 

まくし勃てる相手の言い分を途中でぶった切って、俺は大声をだした。まるで女性を取り合う番組のようだ。ここでもじもじとしていると相手に主導権を握られてしまう。

相手が想定している以上に大きな声をだして、しかし言葉遣いは丁寧に答える。

これはクレーム対応の時に俺が使っているテクニックで、相手が大声で怒鳴っているなら、それ以上大きな声をだして謝罪するというものである。

ポイントはでかい声、かつ言葉尻は丁寧に謝ること。

 

ほとんどの相手はピタリと威嚇するのをやめるので、大変おすすめである。

ま、お前のキャラにもよるけどね。

 

俺はヤクザでなく、ヤクザの部下のせいにして、書類の不備を訴えた。ヤクザの面子を保つためだ。43条但し書き道路であることは融資にも影響がある大切な情報である。ヤクザ社長の部下の◯◯さんから頂いた資料にはそれが掲載されていない。ヤクザ社長がミスをするとは思えないので、その◯◯さんが書き損ねたのではないか。大事な情報がなかったのでこのように話がこじれているのである・・・・。

 

 

といった趣旨のことをこんこんと説明した。

すると・・・

 

 

ヤクザ「・・・・もういいですわ。53さんやめときましょ。今回はご縁がなかったということで」

 

 

そう言ってヤクザは一方的に電話を切った。

俺はほうっとため息をつく。

恐ろしいプレッシャーだった。

めんどくさいと思われたんだろうな。逆に良かったけど・・・。

 

 

 

 

こうして俺の大阪でのアパート建築は無理になったけど、わけわかんない土地を買わされずに済んだ。

本当に危ないところだった。

 

おそらくヤクザの手口はこうだろう。

43条但し書き道路ということは伏せて、契約当日の重要事項説明のときにはじめてカミングアウトする。

目の前にいる状態で今更断るのか!?と威圧されたら、素人ならかなりの人が脱糞して契約してしまうに違いない。

俺も太めの脱糞をしたくらいだから間違いない。

 

   

 ヤクザ社長との対決のあと、俺は工務店に電話をし、土地の購入を諦めたことを伝えた。デザインから、現地確認までいろいろと動いてもらって申し訳ない気持ちもあったが、工務店側もプロとして確認を怠った意識がったのか、俺が謝るといえいえこちらこそすいませんと、どんどんお互いに謝罪で頭が下がっていく。

頭を下げすぎて股の間から頭が出て、肛門を舐めそうなくらいの謝罪を互いに繰り広げた。

 

 

こうして俺の大阪アパートプロジェクトは唐突に終わった。

8月の終わりのことだった。娘は夏休みがこの週で終わってしまう。

楽しかった夏休みがもうすぐ終わる。楽しかった思い出や時間が終わりを迎えるわけだ。娘はなにを思っていたのだろう。

 

大阪の新築アパートプロジェクトが頓挫し、俺に残ったのは虚無感だけだった。

俺の活動は全くの無駄だったのだ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、そうではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ブブブブブ・・・

どこか能天気な音がして、スマホのバイブがなる。

相手は、ネガティブ信金である。

 

ネガティブ信金「53さんおまたせしました融資が額が決まりました~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・おせーよwwwww

 

 

 

 

さっき断ったばっかだわww

どんな気持ちで俺はお前の話を聞いたらいんだ笑

タイミング悪すぎるだろwww

まぁ、でも一応一生懸命やってくれたし話をきくだけきこう。

俺はありがとうございますと伝えたあとに、その場で座り込んでパソコンからiPadを取り出し、メモをとろうとした。

 

それは俺にとって衝撃の内容だった。

 

 

融資期間:30年

利率:1.575%

融資額:6500万

事業費用:7500万

自己資金:13.6%

 

 

 

 

おいおいおい!!

他行と比べてめちゃくちゃ融資だすやん!

1000万円以上も上回っていて、なおかつ30年の融資期間。

素晴らしい!なんて素晴らしいんだ!

 

 

 

 

問題は・・・・

 

 

 

 

 

 

物件が既にないんだよwwwww

 

 

 

 

こうして俺は大阪のプロジェクトに失敗したけれど、まさかの金融機関開拓に成功したのである。

この信用金庫はその後、俺の人生に大きな影響を与えることになるのであった。

 

 

 

いったんこれでこのシリーズは終わります。

 

 

 

融資が通り、土地を購入し、アパート建築まではとても長い道のりになりそうです。

引き続きよろしくおねがいします。

 

 

 

 

もうええわ

 

 

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