わたしの年収は53万です

日本国内を旅するエリート営業マンのブログです。マリオットボンボイプラチナ会員、ANAプレミアムメンバー。たまに投資もします。

【わたし辞めるかもしれません前編】ポンコツ新人が仕事に悩んでいたので相談に乗ってみた 

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ポンコツ部下(ポン子)とお客さんのところに訪問したある日のこと。商談前の待合室にて。

 

ポン子「53さん、ここの会社の事務の人に田中さんって人がいるんですけど、わたしと同じで天然なんですよ~☆」

 

俺「へぇ」

 

ポン子「いつも似てるって言われるです・・あ!田中さん!こんにちは!

 

・・・あれ?」

 

俺「田中さん行ってしまったな」

 

ポン子「やっぱり天然ですねww 完全に目があってたのにwwwどっか行ってしまいましたww」

 

 

ガチャ

 

お客さん「おまたせしました!お!53さん久しぶりですね」

 

俺「ご無沙汰しております。なかなかご挨拶に伺えず申し訳ありません。ポン子は問題なくやっておりますでしょうか」

 

お客さん「ポン子さん頑張っておられますよ!事務の田中も褒めてました。今日はあいにくインフルエンザで休みなんですが。」

 

ポン子「え!田中さんさっきお見かけしましたよ!?」

 

お客さん「ん?田中は休んでおりますよ?今日は伊藤しかきておりませんが」

 

ポン子「えっ!!さっきの人は・・・あ!・・・わたし間違えましたwwww」

 

 

 

何が田中さん天然やねん!天然はお前だけやないかwww

 

 

・・・ほんと、毎日こんなんです。

もう1時間おきにやらかすポンコツ部下のポン子。

 

こいつを育成するために俺はとても時間と労力を割いている。

詳しくはこちら。

www.53man.net

 

お客さんにも褒められることが増えてきたし、少しはマシになってきたかなと思っていたら、どうやら元職場の同僚と飲み会があったらしく、ポン子はある日突然怒り出した。

 

給料が安いです!(# ゚Д゚)

 

いや・・・お前さ・・・ミスばっかやん。売上あがってきたけど、社内には迷惑しかかけてへんのに給料上げろて・・・。

 

 

その日を境に、ポン子はあからさまにやる気を失っていった。

そしてとうとうポン子が切り出してきた。

 

ちょっとこのまま仕事を続けられるかわからない・・・と。

 

俺は悩んだ。

このままポン子が辞めることになったらどうしよう・・・・・ということではなく、このまま辞めてもらった方がとっても楽になるんじゃない?ってこと。

でもそれって上司としての俺のマネジメント能力は天然に負けたことを意味しないか?

もとから優秀なやつを部下に迎えた方が、ポンコツを育てるより楽に決まっている。

だけど、それなら俺が上司じゃなくてもいいってことにならない?

 

このままやめてもらった方がいいのか。それとも自分のマネジメント能力を鍛えるために、育成を続けるべきなのか・・。

 

・・・という内容の記事です。

では始めます。

 

目次

 

ポン子の要求

 

・給料を高くしたい(前の職場と同じくらい)

・社内にいる時間を短くしたい(自分がミスしたせいで怒られるのが嫌)

・女性が働きやすい環境をつくってほしい(子供生むから)

・仕事より家庭を優先したい(通勤時間と労働時間)

 

 

 

ポン子の要求は以上である。

ん?と思うものもあるけど、概ねまともな要求のものが多い。

ただひとつ言えるのは・・・ポンコツのお前に言われたくないわwwってことだ。

お前一人育てるのにこっちはどんだけコストかかってると思ってんねんw

他の社員は同じように教育して育っていくのに同じこと何回も言わせるし、管理を緩めたらすぐにサボるし、ミスして他の部署からクレームの嵐がくるしwww

 

この要求が夜の10時くらいに届いたときは気が狂いそうなくらいムカついたww

まあ、俺が本音で語りたいから遠慮せずに要求を全部送ってこいと言ったんだけどね笑

まさかこんなに要求してくるとは・・・w

 

給料について話をした

まず、事前準備としてポン子の年齢から平均年収を調べた。

ちなみにうちの会社はベース給料と成績に応じてもらえる歩合に相当する部分があって、ポン子の成績給は最低ベースだった。

ポン子自身は営業センスがあるんだけど、うちは喋りだけじゃなくて、事務作業で社内にいろんな指示をしないといけない営業なので、その事務作業が壊滅的に駄目なんだ(。>д<)

だからいくら新規で儲かる仕事をとってきても、事務作業で社内に迷惑をかけてプラスをすべて打ち消してしまい、何もしてない人みたいな扱いになってしまう。

この事務作業さえなんとかまともだったら、はっきり言ってかなり成績が良い。

 

んで、その最低ベースの評価であるにもかかわらず、彼女の年齢の平均年収とトントンだということがわかった。

 

 

それから前職の彼女の仕事の年収シミュレーションを調べた。

実は大手企業に新卒で入社した彼女はあと2年我慢すれば給料が大幅にアップしていたことがわかった。だから同期と年収を言い合って負けてしまったわけだね。

とは言え、彼女はとあるスーパーマーケットの勤務だったんだけど朝の8時に出社して、帰りが23時という生活を1年続けていたので、うちに面接に来たときは相当参っていた。おそらく続けられないだろう。

あのとき、仕事がきつかったから、うちに来たのに、前の仕事の方をもし続けていたら給料が良かったという話を俺にしてくる時点で人生かなりなめてるわw

 

彼女自信も続けていたら、給料があがることを知らなかったららしく、ショックを受けていた。まあそれは自分で選択したことだから納得はしていたみたいだけど。

そして平均年収を伝えたときは少しほっとしたような表情。

自分は特別給料が安いわけではなく、前職が高かっただけということがわかったからね。

 

ここで俺は人生舐めた女を簡単に切り捨てることはできるけど、俺は彼女が転職するにしても、このまま社内に残るにしても両方とも応援することに決めた。

これは俺自身のマネジメント能力向上にもきっと繋がるはずだ。彼女が美人だからという理由ではない。

断じて彼女が美人だからという理由ではないんだ。

しかしブスだったらきっとそもそも採用しなかっただろうということは言い添えておきたい。

なので、自分の娘にこうした方がいいんじゃないかって気持ちでアドバイスすることにしたんだ。

 

ポン子のライフプランをヒアリングした

 

ポン子はあと2年以内に子供が欲しいらしい。(現在婚約者が居てもうすぐ結婚)

 

そして2人ほしいらしい。

 

保育所に預けるかどうかは旦那の収入次第だという。旦那の収入が十分なら自分は専業主婦として2人の子供が小学校に入るまで、過ごし、そこからもう一度働きたいという希望をもっている。

 

つまりあと2年はできるだけ高給で働きたい。

そしてそこは産休や育児休暇の制度が整っており、1年~最大9年育児と両立できる職場である必要がある。

その後は子供の手が離れるのでバリバリと総合職的なキラキラウーマンに復帰するが、家族がいるので職場は自宅から近く、定時に帰れる方が良い。

 

・・・そんな仕事あるの?笑

 

いったい何をしてる職場なんだろう笑

あるにはあるだろうけど、相当なホワイト企業だよね。

 

転職プランを一緒に考えた

 

 

なにせ子供が2年後に生まれるので、がっつり給料を貰おうと思ったら今の給料と同じか、それ以上のところじゃないと入社してから上げていくのは困難だ。産休やらで休むわけだから。

それでいて彼女のスキルは事務が壊滅的で営業特化型、条件は下記のような仕事になる。

 

給与:現状より下がることはありえない。できれば彼女の前職と同じくらいが望ましい。(業界最高水準)

 

職場環境:女性が育児や家庭を大事にしやすい制度が整っている。半日で帰ることができたり、代わりの人がいないから子供が熱を出しても休めないってことが無い職場。

 

仕事内容:彼女のしゃべくり能力と外見の美しさを活かせる職業。コールセンター、営業、販売。それでいて長く務めるのなら肉体労働は避けたい。

 

 

 基本的にこういった条件で探す理由をライフプランにあわせて説明した。彼女のライフプランを聞いた上での仕事の探し方だったので参考になるようだったけど・・・

 

 

「そんな仕事ありますか?(-_-)」

 

だってさ。

 

でもそれがお前の要望してる人生なんだよ。

 

あとは何を妥協するのかだよね。

実際に求人を探すのは彼女の仕事。さすがにそこまでは手伝えない。

 

彼女は良い仕事を見つけることができるだろうか。

 

 

 

 

後編につづく・・・

 

 

 

【後編のメニュー(予定)】

 

・今の会社継続プラン

・うちの会社で給料をあげるには

・安く広い部屋に住む方法を伝授

・営業特化させるための人員配置と仕事の割り振り

・社内で詰められずに済む方法

 ・そして衝撃のカミングアウト

 

 このポン子を育成するためにやったのはこちらです。

www.53man.net

 

 

 

 

もうええわ

 

 

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