5歳になる娘は今年から幼稚園の年長さんである。
なぜ幼稚園の園児にはさん付けをするのかいまだに謎。
娘はだいの負けず嫌いで、負けるくらいなら死を選ぶんじゃないかというほどの負けず嫌い。基本的に苦手な分野は戦わないという人だ。
まぁ、賢いんだけど、自尊心の塊みたいな人間になってほしくないので、買ったり負けたりの楽しさをもっと知ってほしい。
んで、鬼ごっこを幼稚園でするのかと聞くと、追いかけても逃げられるし、捕まるのが嫌だからやらないと言う。
これはいかん。
負ける悔しさの中でどうすれば勝てるか知恵を絞ってほしいし、勝ったときはその喜びを知ってほしいのだ。
■娘のスペック
・伸長 女子では一番でかい
・体型 やや小太り
・スピード 中くらい
・スタミナ わりとある(スイミング習ってるせい)
・メンタル うつ気味のイワシくらい
スピードはそんなに遅くないし、体力もあるので、作戦しだいでは鬼ごっこでそこそこやれるはずだった。
■作戦の概要は以下の通り
・まず鬼ごっこ参加者のスペックを理解し、足の早い人と遅い人を確実に見極める。
・足の遅い人を集中的に狙う
・一度狙った人は相手が疲れて走るのをやめるまでひたすら追いかける
・途中、足の早い子が近くにやってきて触れそうが気がしても絶対に無視して、一度狙った子以外はおいかけない。
■作戦会議の様子
俺「どうや?お前はスイミングしてて他の子より体力あるからずっと追いかけたら最後は捕まえられると思うねん」
娘「うん!やってみる!」
俺「同じ組の子で足の遅い子いるか?」
娘「Sちゃん!(娘の親友)Sちゃんはめっちゃ遅いから次からSちゃん狙うわ!」
俺「(親友ばっかり追いかけたら嫌われる・・・)えっと・・Sちゃんはほら、参加しーひんかもしれへんやん?他に誰がおるん?」
娘「T君!(足に障害がある)T君もいつも遅いねん!Tくんばっかり狙うわ!」
俺「T君はやめとけ(^▽^;) その・・・走るの苦手な子なんやろ?あくまで鬼ごっこやから!ほんまの鬼になったらあかん」
娘「あとの子はみんなわたしより早いねんなぁ・・・」
俺「・・・」
Sちゃん、ごめん。
たぶん君はうちの子に追い掛け回されるよ。ごめんな。